【搭乗記】フィンエアー AY80便 名古屋(中部)〜ヘルシンキ 思ったより近かったヨーロッパ

下記情報は「2016年11月」の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。
長距離フライトにドキドキ

いよいよ初めてのヨーロッパ上陸です。
今までの飛行機最長搭乗時間は東京〜シンガポールの7時間。
ヘルシンキまではそれを超える9時間半のフライトです。
(と言ってもニューヨークやロンドンは12時間かかるのでそれより短いですが)
果たして、エコノミークラスの椅子にケツは耐えられるのでしょうか。

【搭乗データ】
搭乗日:2016年11月3日(木)
機種:Airbus A330-300
搭乗クラス:エコノミー
チケット代:73,000円(東京→ヘルシンキ往復)

セントレア国際線ってどうなのよ?

地方空港よりはよっぽど豪華な空港ですが、羽田や成田、関空よりは
便数も少ないため、人もまばらです。
その分コンパクトで使いやすそうな空港だなと思いました。

羽田でチェッインしているため、セントレアではカウンターに寄る必要はありません。

伊賀忍者、そんなところでウロウロしちゃいけません!

数々の受賞歴に輝くセントレア。
Best Regional Airportってすごいんでしょうか?

ANA便は香港行きと上海行きしかない寂しい状況。

ルフトハンザのフランクフルト行きカウンターの前で
お爺ちゃんが長身ドイツ美人の客室乗務員さんと
記念撮影してもらっていました。うらやましー。

自分はきしめん派です。

このえびせんべいの里、東京から大阪に行く途中のサービスエリア(刈谷SA)に
お店があって、店頭ではえびせん試食し放題なので車で移動する時は
必ず寄ってしまいます。

山ちゃん 最高ぅぅぅ!

おなじみの展望デッキに出てみました。
風強い!寒すぎィ!

ヘルシンキは-1℃ですが、シンガポールは32℃ぐらいなんだろな。

はるか向こうにボーイングからセントレアへ寄贈されたB787の
初号機が泊められていました。この機体は後にセントレアの中に
建設された博物館へ移設されることに。

グアムのビーチリゾート最高ぅぅぅ!

小籠包最高ぅぅぅ!

…寒いので展望デッキは15分が限界でした。

▽o・ェ・o▽

Flightradarとはちょっと違う…謎のシステム。

2016年のサミットではセントレアに世界中の首脳が集結しました。
ということで、その時の写真展が開催されていました。

無駄にイケメンなカナダのジャスティン・トルドー首相夫妻。

厳戒態勢でお迎えされたオバマ大統領。

空港の無印、コンビニ代わりに使えて毎回重宝しています。
機内で入国カードを書くためのペンを買ったり、飲み物買ったり
海外にはティッシュがない場合が多いのでウエットティッシュ買ったりと大活躍。
セントレアには出国前、出国後両方に無印がありました。

いろんな会社の備品。要らないのならどれか一個くれ。

訪日旅行客のゴールデンルートとして激推し中の「昇龍道」
ただ、セントレアから福井はちょっと遠いような。。。

名鉄の駅前ではボランティアのおばちゃんやお兄さんが
積極的に案内の声掛け励行中。これだけでいい印象ですね。

味噌カツも(・∀・)イイ!!

セキュリティチェックと出国審査もガラガラ。

意外とショボい出国後エリア

出国後のエリア…これは正直寂しい。
免税店しかないやんけ。

ただ、景色はいいと思います。

日本の空港では珍しいネットが使える無料PC。

この数日後、本当に大統領になってしまいました。

こじんまりとしたお店「家電PLAZA」
うーん、やっぱりなんだか洗練されてないところが多い。。、

北欧スタイルの翼…一体中身はどうなっているのか?

早速、確認してみましょう。

機内は確かにヨーロッパ

羽田空港のJALカウンターで発券してもらった搭乗券。
(裏の模様がJALのロゴですね)

さぁて乗り込むぞ!と息を荒くしながら搭乗ゲートに搭乗券をかざすと
ゲートのJAL姉さまがちょっと不審な表情。
そして「お客様…過去1年の間にヨーロッパにご旅行されたことありますか?」
なんでだろ?と思いつつ「いえ、無いです」と答えると
「ビザの関係で確認させていただきました。ご協力ありがとうございました」
うーん?羽田でチェックインしたからその辺の情報が入力されてなかったのか?

えーーこーーのーーみぃーーー(´・ω・`)

入り口にフィンランドの新聞が置いてあったので取ってみました。

何回飛行機乗っても学習できない人間なのか、無謀にも窓側に座ります。
隣の席は大柄なフィンランドのおじさん。(CAさんとフィンランド語で盛り上がっていた)
前の2席は日本人の小学生男子2人組。「すげーっ!この飛行機ゲームできるぞ!」と座席ディスプレイに興奮の様子。

ヘルシンキに向けて9時間半のフライトがスタートしました。
CAさん、大柄な北欧系のおばちゃんばかり…さっそくヨーロピアンな感じです。

離陸。伊勢湾をぐるりと回ってまずは中部地方を横断し日本海へ。
一路シベリア方面へ向かいます。

大満足の機内食

離陸後30分も経たずにまずは酒の配布。
「Japanese Beer? Finnish Beer?」と聞かれたので「ふぃにっしゅびあ〜!」と即答。
缶のクマさんがかわいい。

「Japanese」か「Pasta」の選択肢があったので何となく和食を選んでみました。
サワラの西京焼き?と煮物、かやくご飯。蕎麦、抹茶プリン、ロールパン、クラッカー、チーズ。
飲み物は「Berry Juice」フィンランド名物?

これが意外と機内食らしくない普通のお弁当レベルの味を保っており、うまし。
和食にロールパンとベリージュースはどうなのよ?という点は置いておいて
日本に遊びに来たヨーロッパ人の思い出にもなると思います。

離陸後5時間後にはアイス…うまうま。

着陸1時間前にはジャージャー麺(Chinese Noodleとアナウンスでは言っていた)の配給がありました。
これは…普通のお味。

ちなみに、お茶やコーヒーを入れてくれる紙コップはマリメッコの柄。
そういえば、お茶を入れていた急須もマリメッコ柄でした。
芸が細かい。

シベリア上空をひたすら飛行

離陸後2時間半ぐらいすると眼下にはシベリアの山河が。
初めて来たなぁ、シベリア。これから7時間ちかく眼下にはこんな風景が広がります。

ノリリスク?いったいここはシベリアのどこなんだ?

ロシア広すぎ…これだけ飛んでも景色がまったく変わらない…
青春18きっぷで東京から大阪へ行くときの静岡みたいなポジションかもしれません。

日本は夜の8時なのに、外はまだ真昼です。

映画(インディペンデンス・デイの新しいやつ…クソつまんなかった)も見ましたが
何か面白いコンテンツは無いかな?と思ってディスプレイをいじっていると
ありました、フィンランドヒットチャートのコーナー。
フィンランド語って結構巻き舌ですね。

安全のしおりは至って普通でした。
なんだかんだでトイレも行きたいしケツも痛くなってきた。
となりのフィンランドおじさんが立ち上がったのを見計らって自分もトイレへ立ってみましたが
やっぱり長時間エコノミーはきつい(´・ω・`)

いよいよヨーロッパ初上陸

長かったロシアも終わりそろそろフィンランドが見えてくるころ?

ヘルシンキの空港で乗り換える人に向けての案内ビデオが流れました。
そういえば、着陸した後もヘルシンキでフィンランドに入国する人より
そのまま乗り換えて別の目的地へ向かう人が圧倒的に多かったです。

厚い雲を抜けて、見えてきたのは一面雪景色のフィンランド!
…って、おい。少し肌寒いとは聞いていたが、雪が積もっているなんて聞いてないぞ!
後で調べたら、この5日ぐらい前にヘルシンキは初雪が降ったとのこと。
なんと絶妙なタイミング。。。先が思いやられます。

雪国…

ヘルシンキの空港が見えてきました。

うわーっ!ヨーロッパだーっ!

この頃日本ではまだ珍しかったA350(ヨーロッパではフィンエアーが初導入)を見つけました。

前の席に座っていた小学生男子2人組は「わーい!飛行機9時間がんばって乗れたぞぉ!」
そこへ水を差すお父さん「…これからまた2時間飛行機乗ってドイツまで行くんだぞ」
お疲れ様です!

曇天になってきたヘルシンキ、これはまた降るのでは?

この翌年経営が苦しくなり結局大爆発して姿を消したエアベルリン。

数十分の差で成田から到着したらしい世界のJAL。

ここでもマリメッコ柄なフィンエアー。

ここヘルシンキでも中国の影響が…まあ無茶苦茶離れているとはいえ陸続きで隣の隣の国なので。
気がついたらさっきまであれほど一緒に歩いていた人だかりがほぼ全員乗り継ぎの口に消えていき
数人だけがフィンランド入国の口へ歩いていきます。

いきなりビビる入国審査

実は、何回も海外旅行しているとはいえ、アジア圏以外に出るのはこれが初めて。
アジアの国の入国審査って特になにも質問されないよなーと思っていましたが
ここはヨーロッパ。がっつり色々聞かれました。

アジアからの国際線が到着するラッシュの時間帯らしく、韓国語や中国語が飛び交う入国審査のエリア。
そこそこ大きい空港なのにブースは3つしかなく、いかに乗り継ぎ客を重視した設計かが分かります。
ただ、入国する人も少ないのでそれほど並びませんでしたが。

なるべく優しそうな人のブースに並ぼう…と思っていると
小さい女の子を連れた中国のお母さんが並んでいるブースがあり
ちょっと見た目怖いフィンランドおじさんが中国語で楽しそうに会話しています。
てかおっちゃん中国語しゃべれるんかい。最後「謝謝」って言ってたし。

この流れに乗って自分も、と思い並んでみました。
ただ、自分の番が来るとさっきまでのニコニコは一転真剣な表情に。
「何日滞在するんだ?(食い気味に ふぉーでいず!あんてぃる、さんでー! と言ったら通じた)」
「目的は?」「最終目的地はどこだ?」
聞かれたことは基本的な事だったので特に問題なかったのですが、やっぱり緊張しましたよ。ええ。

そんなこんなで無事スタンプゲット。

北欧らしいぬくもりのある木でできた…なんていうとベタな表現ですが
とりあえず綺麗な空港というのは確か。一つだけ言わせてもらうと
トイレの小便器の高さが無茶苦茶高い…欧米人は毎日こんなトイレで用を足しているのか?

試しに外へ出てみると…うーっ、寒すぎィ!

空港の中にあるコンビニ「R-Kioski」でSIMカードを買いました。
「すりーでいず!でーたおんりー!」というとDNAという会社のSIMカードをすすめられたので購入。
たしか€7.9ぐらいだったはず。
バリバリ普通に使えましたよ。
「これがフィンランドで有名なチョコなのよ〜おみやげにどう?」と、なぜかチョコまで買わされそうになりましたが。


まとめ

思った以上に機内食がうまくてビビリました。
で、なんだかんだで名古屋便もほぼ満席。
やはり乗り継ぎ需要があるんでしょうか。。。

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