【搭乗記】中国南方航空 CZ3086便 東京(羽田)〜広州 トランジットホテル無料!

下記情報は「2018年9月」の情報です。現在の状況とは異なる場合があります。
暇なので放浪することになりました

一身上の都合により今の仕事を辞めさせてもらうことになりました。
新しい仕事が始まるまで急遽できた空白の1ヶ月、最初はヨーロッパにでも行こうと思いましたが
サーチャージの高騰もあり、3週間後にヨーロッパ飛ぼうにも少し現実的ではないお値段。
そこで、ヨーロッパ以外に遠くへ行けるところは無いかと調べていると
オーストラリアやニュージーランドなどオセアニア方面がお安めでした。
カンタス航空のシドニー往復8万円、フィジー航空で行くシドニーとオークランド周遊のチケットが7万円といろいろな選択肢がありましたが、最終的に取ったのは
「中国南方航空、広州経由で行きはシドニー着、帰りはオークランド発」という周遊の航空券。
これで出発3週間を切っていても6.7万円と格安というのが決め手です。
オーストラリア、ニュージーランドに加え行きの広州でもあえてトランジットの時間を
長めに取ったので、広州まで観光できるというお得なチケット。
中国南方航空なら8時間以上乗り換えの時間がある場合はホテルを無料で用意してくれるのも大きなポイントです。

【搭乗データ】
搭乗日:2018年9月5日(水)
機種:Boeing B737-800
搭乗クラス:エコノミー
チケット代:64,380円(東京〜シドニー オークランド~東京 周遊/1人分)
意外と多い日本人の乗客

朝、割とゆっくりとした時間に羽田空港にやってきました。
中国の航空会社なのでお土産を持ち込む人が多く、チェックインは長蛇の列を覚悟していたのですが
出発1時間半前で列は20人程度。並んでいる人もほぼ日本人という少し意外な状況です。
やはり自分のように安いトランジットのチケットを持っている人が多いのでしょうか?

ただ、カウンターでチェックインを担当する係の人はかなりの塩対応。
「広州の空港でトランジットのホテルって…」と質問しても
「こちらでは分からないので現地で聞いてください!」とかなり食い気味に言われてしまい、ピリッとした空気が漂います。
とりあえず何も言わないと預け入れの手荷物が広州からスルーされシドニーまで受け取れないので
「トランジットの時間が20時間ぐらいあるんで一旦広州で手荷物受け取れるようにできませんか?」とお願いすると手荷物のタグを別に切ってくれました。

中国、散々メディアで「キャッシュレス化が激しすぎて現金あまり使えない」と報道されており
これはやばいと思って出発前に慌ててWechatPayのアカウントを作りました。
ただ、オンラインでのチャージは原則中国の銀行口座がないと行えないので
そこで登場するのがこの緑色の機械「ポケットチェンジ」
余った日本円や外貨を突っ込んで、「WechatPayの残高に交換」を選択するとQRコードつきのレシートが印刷されます。
そのQRコードをWechatで読み込むことで残高にチャージできるというお手軽仕様です。
でも、オンラインでチャージできないのはやはり面倒かな。

季節はまだ9月になったばかり、まだまだ暑い日々が続きます。

同じ中国の航空会社でも北京行きの中国国際航空は長蛇のチェックイン待ちの列。
この差はいったい。。。

羽田国際線では珍しい沖止め

出国前に時間を潰しすぎたおかげで、出国後ゲートに向かうと既にファイナルコールでした。
沖止めだったので慌ててランプバスに乗り込むもののなかなか出発せず。
じゃあせめて飲み物を買っておけばよかった。

737-800、近くで見ると意外と小さい飛行機ですね。

改めて見ると737のエンジンはおにぎりのような形です。

乗った瞬間から中国

乗り込むと早速男性の客室乗務員が座席の手すりに座って携帯をいじりながらガムをクチャクチャ…
いや、自分は嫌いじゃないですよ。中国らしくて 笑

座席は3人掛けのところを間を空けて2人で座るという感じでラッキーでした。

安全のしおり。
搭乗の際のBGMが中華料理屋さんでかかっていそうな「中華!」という感じの音楽で盛り上がります。

機内安全のビデオは割とシュッとした感じ。


快晴の中海ほたるを眼下に見ながら離陸しました。
1週間のオセアニア周遊旅行、スタートです!

台風一過の西日本を遊覧飛行

個人が使えるモニターは無いですが、頭上からぶら下がっているモニターで映画が流れていました。
この日のチョイスはなぜかインド映画。。。

実はこの前日、西日本を中心に大きな台風が日本を縦断し
大阪で特に大きな被害が出ていました。ちょうど大阪の上空を通過しましたが
淀川からはいつもと異なり茶色い水が流れ出ています。

小豆島

瀬戸大橋

福岡空港
西日本をのんびりと遊覧飛行するルートは、中国からのお客さんにとってはいい思い出になったのではないでしょうか。

機内食

LCCではないのでもちろん機内食も出ます。
まずはおつまみのナッツとお手拭き。

機内食のチョイスは選択肢なし。
豚の照り焼き、ご飯、パン
付け合わせて筍と椎茸の煮物、フルーツ。

この筍の煮物が半端じゃなく筍の量が多い。

ビールを頼んだら青島ビールなのが中国の航空会社らしくで良いですね。

広州へ到着

その後、飛行機は福岡から上海に抜けあとはひたすら南下して広州へ向かいます。
距離的には香港へ向かうのとさほど距離は変わらないのですが、真っ直ぐなルートではないので
若干ですが広州のほうが時間はかかります。

3年ぶりの中国は曇り空。

広州の空港は初めてやってきましたが、想像よりかなり清潔で人も多くなく落ち着いているなという印象を受けました。
それもそのはず、飛行機が到着したのは2018年にできたばかりの第2ターミナルとのこと。

そういえば中国南方航空もA380を導入してたんですね。

入国審査は15分ほどでサクッと終了。
(ただし、その前に指紋をスキャンする機械で並びましたが)

空港内の売店にて無事WechatPayで飲み物を買うこともできました。

トランジットホテルに泊まれるのか?

さて、次の問題は中国南方航空が用意してくれた無料のトランジットホテルにたどり着けるかです。
空港の到着口を出てすぐのところに「Transfer Accomodation」の看板を発見したので突撃。
事前の情報だと「プレミアムエコノミーや上級会員以上じゃないと事前の予約は不可。
当日カウンターにて空いているホテルを選ぶ」とありましたが
何の上級会員でもない旅行会社経由の格安チケットで手配した自分の場合でもなぜかネットで事前予約OK。なぜ?
カウンターで「トランスファーホテル!チェックインプリーズ!」と言って航空券とパスポートを出すと、係のお兄さん無言でパソコンをカチャカチャ…そして「このシールを服に貼って!」とホテルのロゴが入ったシールをくれました。

しばらくすると奥から別の係のお姉さん登場。これまた無言で「こっちこっち」と手招きで案内してくれます。
中国の人は本当に英語がしゃべれない。。。

送迎のマイクロバスまで案内してくれました。

同じような名前のいくつかのホテルをぐるぐると回るので、バスが最初に止まったホテルで降りようとすると「お前はそこじゃない!」的な感じの中国語で止められました。
何はともあれ無事ホテルに到着。

ホテルのフロントの人は片言ながら英語OK。聞かれたのは「明日のフライトは何時だ?」という事だけですが。
パスポートと搭乗券を見せ普通にチェックイン完了。もちろん何も請求されませんでした。
本当に無料なんですね。

室内…決して豪華ではないですが、広くて清潔なので無料で泊まれることを考えたら大満足です。

ホテルの外に「中国南方航空指定接待酒店」のプレートが飾ってありました。
南方航空と契約してるホテルなんでしょうね。

普通に1泊すると398元なので6500円ぐらい…日本で言うところのビジネスホテルぐらいの立ち位置なのか。

もうすでに夕方ですが、少し市内を探検することにしました。

まとめ

中国の航空会社って
・遅延ひどい
・英語通じない
・機内食まずい

の3重苦のようなイメージがありましたが、今回使った限りでは機内食は普通…でしたが、遅延なく到着しましたし、無料のトランジットホテルまで用意してくれて個人的には中国南方航空、アリです。
ただこれも運なのかしれませんが。。。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。